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シンポジウム「異分野協調と周期の変調で解き明かす植物の発生メカニズム」を開催しました

2021年9月18日、日本植物学会第85回大会においてシンポジウム 異分野協調と周期の変調で解き明かす植物の発生メカニズムを開催しました.領域代表の中島敬二 奈良先端科学技術大学院大学教授 と総括班・上田班代表の上田貴志 基礎生物学研究所教授 がオーガナイザーとなり、植物学・情報学・数理生物学を横断した学際融合研究を展開する研究者が講演を行いました。総合討論では植物発生の基盤的メカニズムや植物発生研究の将来像について議論しました。大勢の視聴者に参加いただき盛況に終えることができました。厚く御礼申し上げます。

 

 

総合討論の様子

 

オーガナイザー
中島 敬二(奈良先端大・バイオサイエンス)
上田 貴志(基生研・細胞動態)

演題

 

細胞の周期動態とその変調が駆動する根の自在な成長
中島 敬二1,射水 勝利1,大城 翔平1,米倉 崇晃1,2,田中 慧太1,近藤 洋平3,宮島 俊介1,郷 達明11奈良先端大・バイオサイエンス,2東大・院・理学,3生創探・定量生物学)

 

細胞配置と器官配置の周期を構成し変調するメリステム動態の理論生物学
藤本 仰一1,鎌本 直也1,北沢 美帆1,嶋村 正樹21大阪大・院理,2広島大・院統合生命科学)

 

コンピュータビジョン・パターン認識技術に基づく画像を用いた植物形態の空間的周期性の解析
内海 ゆづ子(大阪府立大学 大学院工学研究科)

 

 

細胞・オルガネラ動態の周期性表出の分子基盤を探る
上田 貴志(基生研)

 

表現学習による周期と変調の比較形態学
近藤 洋平1,21自然科学研究機構 生命創成探究センター,2総合研究大学院大学 生命科学研究科)

 

受精卵と初期胚における周期と変調から解き明かす植物の体軸形成機構
植田 美那子1,2,小松 大鳳1,田中 小百合3,檜垣 匠4,松本 光梨1,木全 祐資1,鎌本 直也5,藤本 仰一5,東山 哲也3,61東北大・院生命科学,2サントリー生命科学財団・SunRiSE,3名古屋大・院・理,4熊本大・IROAST,5大阪大・理学,6東大・院・理)

 

異分野技術を駆使して先端成長細胞の周期性を解析する
佐藤 良勝(名古屋大・WPI-ITbM)